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40代の総入れ歯

この記事では、40代の方が歯を失ってしまう主な原因について紹介しています。また、抜けた歯を放置すると起こる可能性のあることについてもまとめています。

40代で歯を失う主な原因

まずはじめに40代の方が歯を失う主な原因を見ていきましょう。

歯周病

中高年で歯を失ってしまう原因として大きいとされているのが歯周病による影響です。早い人では、40代から歯周病によって歯を失うことがあるとされています。成人のほぼ半数は4mm以上の歯周ポケットを持っていると言われており、放置してしまうことで歯周病が進行して歯が抜けてしまう、ということにつながります。

まずはじめに1本だけ歯が抜けてしまい、それを放置していると他の歯まで影響が及んでしまい、歯が抜けるスピードがより加速する可能性があります。

侵襲性歯周炎

歯周病の中には「侵襲性歯周炎」と呼ばれるものがあります。これは、若い人に発症する歯周病を指しており、かつては若年性歯周炎と呼ばれていたものです。侵襲性歯周炎は、症状の進行が早く、30〜40代にも見られます。

この侵襲性歯周炎は、早くて11〜13歳ごろから発症するとも言われており、一般的な歯周病よりも発症が早い点が特徴です。さらに、侵襲性歯周炎は家族内での発症が多い点も特徴のひとつとされています。そのため兄弟の1人が発症した場合には、他の兄弟も侵襲性歯周炎となっているケースも多く、遺伝的な要因があるのではないかという考えもあります。

むし歯

むし歯も、40代で歯を失う原因として大きな割合を占めています。毎日しっかりと歯磨きをすして歯垢を取り除くことはもちろん、生活習慣病の一つであることから、甘いものを制限する、だらだら食べるという習慣をなくすことも大切なポイントとなってきます。

歯を抜けたまま放置するとどうなるか

何らかの理由で歯が抜けてしまった状態を放置すると、さまざまな影響が起きると考えられています。下記ではどのような影響が考えられるのかを紹介していきます。

噛み合わせや歯並びへの影響

歯を抜けたまま放置すると、まず口腔内への影響が起きてきます。

歯が抜けた状態を空白にしておくと、そのスペースに他の歯が寄ってくるために噛み合わせや歯並びが悪くなってしまうのです。一度歯並びや噛み合わせが悪くなってしまうと、その状態を治療するのは簡単ではありません。また、残っている健康な歯にも影響が起きることが考えられます。例えば、痛み出したり折れたりしてしまう可能性もあります。

食生活にも影響する

また、抜けた歯を放置していると食べられるものにも影響します。歯が少なくなっていくと固いものが食べられなくなるなど食べられるものがどんどん減って行くことによって、食に対する楽しみが減少します。さらに、十分に咀嚼できないことから胃腸への負担も大きくなることもあるでしょう。

見た目への影響が起きる

さらに、歯が抜けたことによって歯茎が下がることによって美しい口元を維持することが難しくなります。さらに頬がこけたり顎がたるむ、口元のシワが増えることがあるなど、老けた印象を与える顔になってしまうこともあるとされています。

加えて、歯が抜けてしまったスペースから息が漏れることで、他の人とおしゃべりしにくくなるという面もあります。

「40代ですべての歯をなくしたときに注意したいこと」

40代という年代は、仕事や家庭など、人生において、大きな充実感が得られる年代と言えるでしょう。しかし、その年代においても、不幸にして歯のほとんどを失ってしまった方もいます。原因は、糖尿病や歯周病などの疾患や事故によるものなど、さまざまだと思います。

そして、活動的な年代であるがゆえに、どのような治療を受けるかで、悩まれる方が多くいらっしゃいます。40代であれば、まだ仕事も現役で、公私とも忙しい生活を送っていることでしょう。

そのような場合の治療方法については、まず、ライフスタイルに合っていることが大変重要となります。社会生活が活発ですから審美性(自然な見た目など)にも気をつかうこと、機能性(咀嚼や発音)に問題がないことなどがあげられます。

では、そのような条件に合う治療には、どのようなものがあるのでしょうか。

「40代で歯を失った時に総入れ歯にするか?インプラントにするか?」

総入れ歯

歯をすべて失ってしまったときに、まず考えられるのが「総入れ歯」です。総入れ歯とは、人口の歯ぐき部分「床(しょう)」と人工歯が一体となってできていて、「全部床義歯(ぜんぶしょうぎし)」とも呼ばれます。装着方法は、歯ぐき部分に床を吸着させることで固定しています。

無歯顎(歯がまったくない状態)の患者さんには、通常、まず、総入れ歯が検討されることが多いです。大きな理由としては、健康保険の適用となるためで(自費での総入れ歯もあります)、費用が上下どちらかの顎につき、10,000円から15,000円程度となります。

ただ、個人差はありますが、デメリットと言える点もあります。例えば、噛む力が弱い、違和感がある、取り外し式なので、メンテナンスが面倒などです。

インプラント

総入れ歯のほかに考えられる治療では、近年大きく認知度が上がっているインプラント治療が考えられます。

インプラントとは、人工歯根を顎の骨に埋め込んで、その上に人工歯を装着することです。固定式なので、安定感もあり、総入れ歯よりもよく噛めて、それが長期間持続することが特徴です。

一方では、外科手術が必要なこと、保険の適用外であるため、治療費用が高額であるというデメリットがあります。

インプラント治療にもさまざまな方法があります。無歯顎の場合、かなり以前には1本1本のインプラントを埋め込んでいましたが、現在では「インプラントオーバーデンチャー」という技術があります。

これは、インプラントを4本から6本程度埋め込み、総入れ歯のような取り外し式の人工歯を装着する治療方法です。

All-on-4

オールオンフォーというのは、基本的に4本のインプラントを埋め込んで、固定式の人工歯を装着する治療です。インプラント治療の一つですが、固定式のため、上記の「インプラントオーバーデンチャー」よりも噛む力は強くなります。また、取り外す必要がないため、メンテナンスも容易です。

そして、この治療の大きな特徴は、歯周病などで骨の量が足りない方に対しても、実施できる確率が高いことです。「傾斜埋入(けいしゃまいにゅう)」といって、斜めにインプラントを埋め込むため、骨との接地面積が多くなり、しっかりと固定される確率が高くなります。

ただ、こちらも、外科手術が必要なこと、そして、治療費用が高額になることなどのデメリットがあります。

保険適応の入れ歯と保険適応外の入れ歯の違いについて

前述した総入れ歯の項では、保険適用になると記載していますが、総入れ歯でも自費診療のものがあります。

保険診療の場合、最大のメリットは治療費用ですが、デメリットとして、以下のようなことが考えられます。

  • 使用する材料に制限があるため、ときに不自然になることがある
  • 違和感が生じやすく、装着をやめてしまうこともある

このようなデメリットを抑えるためには、自費診療の総入れ歯を製作する選択肢もあります。費用は高くなりますが、以下のようなメリットが考えられます。

  • オーダーメードなので、自然な見た目になる
  • 使用感が良く、耐久性も高い

まとめ

歯を全て失ってしまった場合にはさまざまな解決方法がありますが、その中のひとつとして総入れ歯が挙げられます。もし歯を失ってしまった場合にはまずは歯科医院に相談し、それぞれの治療法のメリットやデメリットなどを知った上で治療を進めていきましょう。納得のできる治療を受けるためにも、信頼できる先生に相談をしてみてください。