総入れ歯治療の流れやかかる日数とは?
総入れ歯を作るとき、治療の流れやどのくらいの日数で作れるのか気になる方も多いことでしょう。保険内の場合、比較的早く作れますが、自費診療は検査や工程に時間がかかります。この記事では、入れ歯づくりの治療の流れやおおよその期間などについて詳しくまとめていますので、ぜひチェックしてみましょう。
総入れ歯の治療の流れ
まず、治療の流れについて紹介していきます。
保険診療の入れ歯
受診後、問診やカウンセリングを受けます。歯科医が口腔内の検査を行った後、治療方針について説明され、同意をしたら入れ歯づくりがスタートします。
保険診療の場合、ある程度噛める状態を目指して作っていきます。費用を抑えられる分、使用できる素材が決まっていたり、既成のトレーを用いて型を作ったりするなど、製作する過程にも制限があるのです。
保険の場合、土台に用いる素材はプラスチックがメインとなることが多いので、厚みが出やすく、装着時に違和感が生じやすいです。自由診療のものに比べると耐久性に劣り、1~2年で再度作った方がよい場合もあります。
自由診療の入れ歯
受診後、問診やカウンセリングを受けます。保険内に比べると、細かい部分まで把握するため入念に検査を行ったり、独自のシステムを用いて型をとったりしていきます。咬み合わせのチェックや最終的な型取りを行い、歯並びのチェック、噛み合わせや発声のリハビリを行うクリニックもあるようです。
自費で入れ歯を作る場合、検査や作っていく過程に制限がなく、個々に合ったものを時間をかけて作るのが特徴です。用いる素材も自由に選べるので、見た目が自然でつけ心地がよいものが作れます。耐久性も考え、負担がかからず長期間使えるのも魅力です。
おおまかな期間
完成までにどのくらいの時間かかるのか紹介していきます。
保険診療の入れ歯
保険内で総入れ歯を作る場合、医院やクリニックによって多少異なりますが、1ヶ月ほどで完成します。費用を抑える分、決められた素材や時間で作っていくのが特徴です。
自由診療の入れ歯
一方、自由診療の場合、最初の1・2回目は型どりを行い、3回目に噛み合わせをチェックして、4回目に歯並びの確認を行います。歯科によって異なりますが、4~5回製作に通い、期間は2~3ヶ月ほどとなっています。
歯がない期間はできるのか
総入れ歯を作っている期間は、修理した古い入れ歯を使ったり、仮の入れ歯を使ったりするため、歯がない期間はないと言われています。そのため、外出できなかったり、日常生活に支障が出たりするといった状態にはなりません。
仮の入れ歯を入れている時、違和感や痛みがでる場合、我慢せずなるべく早めにかかりつけの歯科に相談するようにしましょう。
総入れ歯
日数についてのまとめ
- 【保険内】1ヶ月ほどで完成。費用を抑える分、決められた素材や時間で作っていくのが特徴
- 【自由診療】2~3ヶ月ほどで完成。4~5回製作に通い、検査や型どりを行ったり、噛み合わせや歯並びのチェックも行ったりする
- 修理した古い入れ歯を使ったり、仮の入れ歯を使ったりするため、歯がない期間はない
総入れ歯は、保険内だと決められた素材や時間で作っていくため比較的短時間で作れることが多く、1ヶ月ほどで完成します。自由診療の場合、2~3ヶ月ほど・4~5回受診する必要があります。検査や作っていく過程に制限がなく、個々に合わせたものを時間をかけて作るのが特徴です。いずれの場合も、修理した古い入れ歯を使ったり、仮の入れ歯を用いたりするため、歯がない状態となる期間はないのだそうです。
自分に合った入れ歯を作るため、不明点は歯科医に相談していくとよいでしょう。