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原因とは?

総入れ歯が痛い・あわない
原因とは?

せっかく総入れ歯を作ったにも関わらず、「痛い・あわない」とお悩みの方も少なくないようです。しばらく使っていても痛みや違和感が軽減されない場合には、根本的にその入れ歯が合っていないのかもしれません。

ここでは、総入れ歯によくある痛みの種類、痛みの原因、保険診療の入れ歯と自費診療の入れ歯の違いなどについて詳しく見ていきます。

よくある痛みの種類

総入れ歯を使い始めてから感じる痛みには、色々な種類があります。たとえば次のような痛みです。

  • 口の中の表面(粘膜)の痛み
  • 食べ物を噛むときの痛み
  • 食べ物が入れ歯に挟まったときの痛み
  • 口の中が乾燥したことによる痛み
  • アゴの関節の痛み
  • 口角が切れた痛み

これらの痛みの中でも、入れ歯に関連する痛みの多くは「口の中の表面(粘膜)の痛み」とされています。入れ歯の痛みで歯科医院に相談する際には、具体的にどこがどのように痛いのかを明確にしておくようにしましょう。

総入れ歯の痛みの原因

総入れ歯の痛みの主な原因を5点ほど確認しておきましょう。

嚙み合わせのバランスが良くない

総入れ歯を痛みなく使う大前提として、上下の入れ歯の噛み合わせが、前後左右均等にあてる必要があります。噛む力を、総入れ歯の全体に分散させるイメージです。噛み合わせのクセなどで上手に噛む力を分散させられない場合、一部の箇所に余分な力が集まってしまい、痛みにつながる可能性があります。

入れ歯と歯茎の形が合っていない

入れ歯と歯茎の形が合っていなければ、靴ずれと同じ理屈で、歯茎に痛みが出てしまいます。このタイプの痛みは、合っていない部分を削るだけで痛みが解消するため、大きな問題ではありません。

入れ歯と歯茎との吸着条件が良くない

入れ歯を歯茎にしっかりと吸着させるためには、吸着に適した口の中の条件があります。この条件が良くない場合、入れ歯と歯茎との間に空気が入りやすくなり、入れ歯がズレて痛みが出ることがあります。

歯茎が薄い

生まれつき歯茎が薄い人の場合、入れ歯とアゴの骨との間に歯茎が挟まれて圧迫されたとき、痛みを感じることがあります。事前に歯茎の厚さを検査し、適切に入れ歯を設計することが必要です。

アゴの関節の動きが不安定

アゴの関節の状態により、一定の位置で噛み合わせができない人がいます。また、その時々によって噛み合わせが前後の2ヶ所に変わる「二態咬合」というクセを持っている人もいます。これらアゴの関節の不安定な動きが原因で噛み合わせのbランスが崩れ、痛みへと発展するケースがあります。

アゴの骨に突起した部分がある

アゴの骨の一部に突起した部分がある人の場合、その突起部分に入れ歯が当たって痛みが出ることがあります。入れ歯の内面をすかしたり、突起部分を除去する手術を行ったりすることで、痛みが緩和されます。

唾液の量が少ない

入れ歯の吸着を良くしたり、噛んだときの衝撃を和らげたりする上で、唾液はとても重要な役割を果たします。何らかの理由(降圧剤の服用など)で唾液の分泌量が少ない人は、噛んだときに入れ歯の痛みを感じることがあります。

保険診療の総入れ歯と自費診療の精密入れ歯の違い

総入れ歯には、保険診療のタイプと自費診療のタイプがあります。どちらを選ぶべきかは、機能性や予算などを総合的に勘案しつつ、歯科医師とよく相談のうえ決めていくと良いでしょう。

保険と自費、それぞれの入れ歯の違いについて簡単におさらいしておきます。

保険診療の総入れ歯

保険診療の総入れ歯は、多くの人の平均値をベースにして作られています。かみ合わせの計測や歯の配列なども平均値をもとに行われるため、口腔環境が平均値に近い人にはフィットしやすいのですが、逆に平均値から離れている人には違和感が強く出ることがあります。

自費診療の精密入れ歯

自費診療の精密入れ歯は、一人ひとりの口腔環境に合わせて作られています。歯茎の形や骨格、かみ合わせ、顎の運動などの個性を考慮して作られるので、保険診療の総入れ歯に比べると、違和感は少ないとされています。

自分に合った入れ歯を作ってリハビリを行うことが大事

総入れ歯を作るにあたっては、歯科医師や入れ歯技工士と綿密にコミュニケーションを取りながら、少しでも自分の口に合ったものに仕上げることが大事。使い始めた当初は多少の違和感や痛みがあるかもしれませんが、使い方のリハビリ(練習)を続けることで、少しずつ違和感や痛みが緩和してくるものです。

歯科医院に相談をしながら、少しずつ快適な噛み心地を取り戻していきましょう。

総入れ歯の痛みについてのまとめ

  • 総入れ歯の痛みの多くは「口の中の表面(粘膜)の痛み」
  • 噛み合わせのバランスなど様々な理由で入れ歯に痛みが出る
  • 保険診療の入れ歯に比べ自費診療の入れ歯のほうが痛みや違和感が少ない

痛みを我慢しながら入れ歯を使い続けることは、大きなストレスです。入れ歯の痛みには必ず原因があるので、痛みにお悩みの方は、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。原因を明らかにして適切に対処することで、快適な噛み合わせライフを取り戻しましょう。